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2023.11.27

12月24日三重県桑名市太夫 “増田神社”での総舞奉納

令和5年12月24日 三重県桑名市太夫 増田神社にて総舞奉納を行います。

昨年までコロナ流行による時間規制を設けての実施となっていた増田神社での総舞ですが、本年は通年の通り行われます。

 

△昨年は早朝より雪が降る荒天のため、史上2度目の拝殿での総舞となりました。

 

 

伊勢大神楽講社の本拠は三重県最北の町桑名。かつてはお伊勢参りの旅へ訪れた旅人を御師が迎え入れる“伊勢国の玄関口”として栄えました。

450年以上も昔より竈祓いで諸国を巡り、各地に檀那場を持つ事で全国に大きな影響力を持っていた伊勢大神楽は江戸後期に内宮御師とも結びつき、今日の伊勢信仰の普及に大きな役割を果たしたと言われています。

伊勢国の玄関口であり、諸国を旅する伊勢大神楽の本拠である桑名市太夫村。

伊勢大神楽講社の全5社中が一年の旅を終え、太夫は増田神社へ帰還し祭事・総舞を執り行います。

本催事の執行役である伊勢大神楽講社(一社)の山本勘太夫社中を始め、同所属の加藤菊太夫社中、増田神社祭礼の祭主である宗家 山本源太夫社中・森本忠太夫・石川源太夫の五社中、尾鷲を拠点に活動する山城修社中らが合同で総舞を行います。

 

かつては新年の舞始め。現代では一年の舞終い

かつては、新年の旅へ向け準備を終えた各社中が出発前の“年度の舞始め”として増田神社拝殿にてそれぞれ神楽奉納を行っていました。現在の総舞は、三重県の文化財指定を受けた際に合同での奉納へと姿を変えていったものです。

増田神社 総舞の華である、複数社中による合同の花魁道中(魁曲)です。

手ぬぐいや風呂敷・団扇など総舞みやげの販売所も設けられます!

そして本拠地増田神社でしか受けられない『増田神社祈祷大麻』

なんと授与所が開くのは365日でこの日限りとなります。

 

 

増田神社総舞を始め伊勢大神楽講社の年間の祭礼の記録を収めたドキュメントです。

宗家である山本源太夫社中を被写体にしています。

令和5年度総舞概要

日時:12月24日12時半~15時頃予定

実施場所:増田神社

住所:三重県桑名市太夫155

主催:一般社団法人 伊勢大神楽講社

問い合わせ先番号一覧

桑名市物産観光案内所
TEL:0594-21-5416

(一社)伊勢大神楽講社/代表:山本勘太夫社中
TEL:0594-73-2788

 

参加:山本勘太夫社中・加藤菊太夫社中・山本源太夫社中・森本忠太夫社中・石川源太夫社中

*増田神社には自動車駐車場が御座いません。お越しの際は交通機関をご利用下さい。JR・近鉄「桑名駅」下車後、三交バス「ネオポリス」・「大山田団地」方面行に乗車、「太夫」にて降車です。

雨天時は拝殿での奉納神楽(狭い室内での奉納となるため、客席は設けません)