八 手毬の曲 速い囃子に合わせ二つの毬を縦横無尽に操る曲。最も素朴で最も習得に時間を要すると言われる至難の曲である。唄に合わせて毬と撥を操る「唄毬」と霞む程に天高く上がった毬を額で受け止める「霞毬」の二部からなる。昭和六十年代より長期間、後継者に悩まされていた演目であるが、平成二十年代に入り山本勘太夫社中において復活。 一覧へ戻る