六 皿の曲 水の曲の後半を皿の曲と呼ぶ。重量のある大皿を付かず離れず自在に操る。 また、阿倉川系の社中では、皿の曲の最後に道化役が鯛釣り(枠皿・鯛釣りの二部で構成)と呼ばれる芸を披露した。口先に加えた銜え木で小皿を操る姿は一見すると滑稽だが、実際は習得に時間を要する妙芸である。現在は道化役ではなく芸者が演じる。 一覧へ戻る