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2018.10.10

10月6日 金岡神社での総舞ご報告

2018年10月6日(土)大阪府堺市北区金岡町『金岡神社』にて総舞の奉納を行いました。

金岡神社での総舞は勘太夫社中の年中行事に指定されております。奉納は本年で9年目と、永い伊勢大神楽の歴史においては新興の総舞にあたります。


当日は台風の影響により延期が検討されておりましたが、悪天候の中、総舞に足を運んで下さった多くの皆さまの熱意もあり、奉納決行となりました。


△鈴の舞


△劔の舞(舞手:石崎雄一朗・松下雄陽)


△四方の舞(舞手:石崎雄一朗・松下雄陽・指吸長春)


△扇の舞(舞手:松下雄陽・指吸長春)

扇の舞は本年夏よりの新たな組み合わせで奉納致しました。


△綾採の曲(放下師:山本勘太夫・指吸長春/道化師役:石崎雄一朗)


△水の曲(放下師:山本勘太夫・指吸長春/道化師役:石崎雄一朗)


△水の曲”皿の曲”(放下師:山本勘太夫/道化師:石崎雄一朗)


△吉野舞(舞手:指吸長春・山本明一)


△傘の曲(放下師:山本勘太夫/石崎雄一朗)


△献燈の曲(放下師:松下雄陽/道化師:石崎雄一朗)

演目の終わりには、勘太夫社中では大変珍しい”木曳き唄”(木遣り唄)の萬歳が披露されました。


△神来舞”南勢 伊藤森蔵流”

大阪府下ではお馴染みの旧家元 伊藤森蔵流の神来舞の相舞(二頭舞)です。


△剣三番叟(放下師:山本勘太夫/道化師:石崎雄一朗)


劔三番叟の萬歳で使用した”仕込み”が笑いを誘い、賑やかな笑い声が歓声以上に響きます。


△魁曲(上乗:指吸長春/台師:石崎雄一朗)

本年より勘太夫社中の新たな真打として数々の総舞の最後を締めてきた指吸と石崎による魁曲です。勘太夫・指吸が平成22年に復活させた古芸”差し上げ”を新たに修得するなど、見せ場の多い華やかな魁曲を得意としています。


総舞終了後には主催である金田歴史研究会の代表様よりご挨拶を頂き、恒例の頭噛みの御祓い・楽祓(らくはらい)をお受けになられた皆様へ神札の授与を行いました。


来年度はいよいよ金岡神社総舞10周年の特別記念奉納となります。社中一同一年を通じ変わらぬ精進を続け金岡町に帰って参りたいと思います。

悪天候の中、金岡神社総舞にご参集頂いた皆様、お世話頂きました地元金岡の皆様、ありがとうございました。

主催:金田歴史研究会/金岡町自治会