今、大神楽師を志す若者が増えています。

伊勢大神楽講社 山本勘太夫社中では、本年も大神楽師を募集しております。伊勢大神楽は本来世襲制の芸能であり、三重県桑名市に籍を置く社家十二家の血縁者や桑名に関わりの深い者が主として担ってきた芸能です。かつての伊勢大神楽は、芸能の担い手である大神楽師の過半数は桑名市出身者で構成されていました。

それと同時に、県外出身者にとって大神楽師への道は狭き門でもあり、平成に入り担い手の高齢化という問題も抱えるようになりました。山本勘太夫社中は平成20年より15年間を「芸能を一層飛躍させる重要な時期である」と認識し、伊勢大神楽における世代交代の時代と位置づけました。

その為、芸能の担い手に関しましても『次代の伊勢大神楽を担う人材を育てていく為、一般に門戸を開ける』という方針に改め、平成24年より、一般に広く大神楽師を募集する運びとなりました。

伊勢大神楽 山本勘太夫 獅子舞

△日頃の稽古の様子(放下芸の稽古)

 

平成24年度の大神楽師一般募集開始以降、多くの若者が入門を果たし、当社中所属の大神楽師として活動しております。

大神楽師一般募集

平成24年度 志願者4名

平成25年度 志願者5名 入門者1名

平成26年度 志願者0名 入門者1名

平成27年度 志願者3名 入門者1名

平成28年度 志願者1名 入門者3名

平成29年度 志願者2名

平成30年現在、社中7名・保存会員3名  計10名中6名が県外出身者となっています。

 

伊勢大神楽 山本勘太夫 獅子舞

 

入門するには?

入門に至るまでの流れは至って簡単です。伊勢大神楽講社 山本勘太夫社中宛に入門の意志を伝え(書類・電話・メール等)、履歴書を持参の上で山本勘太夫社中運営部より面接を受けます。

入門志願に際しては、以下の規定を満たしている必要があります。

性別:男性のみ 募集年齢:18歳~25歳 

 

伊勢大神楽 山本勘太夫 獅子舞

 

よくあるご質問

 

質問:お囃子・舞踊の経験など全くない自分でも入門に問題はありませんか?

答え:神楽師として必要となる”篠笛・太鼓・唄・舞・放下芸・萬歳(漫才)”の稽古や、祈祷・神楽奉納における基礎知識の修得、また神具の管理・制作など、伊勢大神楽を構成する各種職能の指導は全て入門後に開始致します。プロとして活躍する大神楽師の全員が全くの未経験者です。

 

質問:入門後の大神楽師の生活について教えて下さい。

答え:伊勢大神楽の生活は一年の大半が旅の空です。社中により様々ですが220日~280日近くを旅先で過ごします。450年以上に渡り、各地方の回檀(檀家回り)日程が遵守されており、例年同じ季節に同じ町へ出向きます。大神楽師は室町から平成に至るまで続く日本古来の職業ですが、現代における職業の観点から見た場合でも、素晴らしい環境にあると言えます。旅の生活においても衣食住の環境が万全に整えられ、尚且つ見習い期間から大神楽師固有の手当支給があるため、十分に稽古・勉強に没頭する事が可能となっています。

※その他、 応募に関するご質問は【問い合わせ】より受け付けております。

 

伊勢大神楽 山本勘太夫 獅子舞

 

伊勢大神楽 山本勘太夫 獅子舞

 

 

若手大神楽師紹介

伊勢大神楽 山本勘太夫 獅子舞

△平成28年入門 松下雄陽

大神楽師一般募集四期生。大学在学中に入門し稽古や回檀への帯同など経験を積んだ。入門後一年を待たず頭角を現し、放下師として二年連続二度、増田神社奉納の舞台を踏むなど、今後一層の飛躍を期待されている。